雨をあじわう。

雨をあじわう。

梅雨ですね。
とはいえ、この数年は梅雨らしい梅雨の季節とは違い、
梅雨の前から猛暑のような気温が続いています。
子供のころとは違う明らかな気温上昇を思うと、あれやこれやと思いが霧散してしまい、
うっかりと何かしらの「日本やばい」のお話に花が咲きそうなのを取っ払っております。
いつの時代にも「日本やばい」のネタは満載なので、今更それらを引っ張り出す必要もないと思うております。
どうやばいのかどうかも、頭の何かはちゃんと本能でも感じ取ってはいるので、
自分にできる最小限、最低限をこなすのみです。
個人としてはそれ以上は何もできない、というのが現実のことなので、
それらに囚われて日常の大切な想いや気づきを蔑ろにしてはなりません。

まずは、今のこの目の前を大切にしてみる。

ということで、本日の東京は久しぶりの梅雨らしい雨です。
このジメっとした感じが苦手なようで、嫌いではなく、好き部分もあるのが私です。
雨に緑が潤っているアジサイなどを見るのは格別に好みで、
気づけば時間を溶かしてしまうくらいには、ゆったりと眺めることができます。
あとは、音ですね。
土に落ちるまでに葉にあたり、伝い流れていったり、弾いて飛んでいったりの、
様々な音が重なり合っている雨音が楽しい。
自然のリズムがいくつも重なり合う中で、時折、鳥の声が聴こえたりなど。
今の事務所は都内にありながらも、やや山荘のような趣の中にありますので、
とても穏やかに静かに過ごせています。
どのくらいこの場所に住めるかはわかりませんが、
大切に大切に雨音雫が土に染み入るを楽しみながら、なごみ作法を仕上げています。

まもなく、夏越しの大祓です。
ここをしっかりと〆てから、発送の段取りとなります。
今しばらくとお待ちください。

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